作品No2399、2400「早春 伊豆長岡の別れ その一」、「早春 伊豆長岡の別れ
その二」にて
サザエさん世界に大転換が起こった。浜さん一家は、伊豆に引っ越し、ノリスケ一家は、名古
屋に転勤していくことがこの2話によって、知らされたのだ。
(その一)
ある日、カツオとワカメが学校から帰ってくると、浜さんの家の前に引越しトラックが止まっていた。
びっくりしたカツオたちは、フネとサザエに理由を尋ねると、「浜さんの奥さんは、体があまり丈
夫じゃないだろう。だから、空気のいいところに引っ越していくことになった」と聞かされる。
浜さんの娘のミツコさんから、直前まで黙っていてほしいと言われていたため、内緒にしてい
たということだった。
そして、磯野家と浜さん一家とノリスケ一家が伊豆にお別れ旅行に行くのだった。
行きの車中でミツコさんは、カツオとワカメに直前まで黙っていた理由を「私は、寂しい時間
が増えるだけと思う。」とうちあけてカツオたちは納得するが、タラちゃんとイクラちゃんは、
ずっと怒ったままで伊豆長岡観光が進んでいく。そして、カツオのアイデアで、ミツコさんと
タラちゃん、イクラちゃんをロープウェイの中で一緒にさせることにする。そこでミツコさんは、
「タラちゃんもイクラちゃんも、私にさよならするだけでしょう、でも私は一人だけじゃなく、
カツオ君、ワカメちゃん、それに裏のおばあちゃんたちともさよならをしなくちゃいけないのよ。
一人にさよならするより、大勢にさよならするほうがつらいのよ。それにタラちゃんたちは男
の子でしょ、女の子より男の子の方が強いでしょう、だったら女の子を困らせちゃだめよ。」
と言い、ついに仲直りするのだった。
(その二)
浜さんと奥さんは、新居の掃除のためここでミツコさんを残して別れる。そして、ノリスケと
タイ子さんがなにやら相談していて、ノリスケが何か言いたそうにしているのだが、タイミング
がつかめず旅は進行していくが、ついに名古屋に転勤することをうちあける。そして、夜、宿泊
するホテルの豪華客船スカンジナビア号でお別れの食事、ダンスが行われる。
最後は、サザエが一人、駿河湾を見ながら「さよならミツコさん、さよならイクラちゃん」
と言って終わるのだった。